浮気調査の契約上の注意点とは?何が原因でトラブルが起きるのか

浮気調査を依頼する場所といったら、探偵事務所ですよね。
自分ではできない浮気調査を依頼できるプロがいることはとても心強いことです。
ですが、探偵に浮気調査を依頼したからといってスムーズに浮気の証拠がつかめて、万事解決、というケースばかりではありません。
場合によっては、探偵事務所との間にトラブルが発生してしまい、浮気疑惑に加えて探偵事務所との間の軋轢にも苦しまされる可能性が出てくるのです。
配偶者に浮気されるというのは、とてつもないストレスですから、そのうえに探偵事務所と揉めるなんて、考えただけで面倒ですよね。
今回は、探偵事務所とのトラブルを回避するために、浮気調査の依頼でありがちな探偵とのトラブルをご紹介しておきます。
探偵へ浮気調査を依頼しようかな、と考えている方は本記事をぜひ参考にしてみてください。
探偵に浮気調査を依頼した場合によくあるトラブルとは?
まずは、探偵に浮気調査を依頼した場合によくある4つのトラブルについてみていきましょう。
1 調査員の数が必要以上に多く高額な料金を請求された
探偵に浮気調査を依頼するときに、もっとも気になるのはその調査料金ではないでしょうか?
探偵に浮気調査を依頼すると、たいていは数十万円の費用がかかってきます。
探偵事務所によってその料金プランは異なりますが、多いのは、時間制のプランです。
たとえば、一時間1万円の調査員が5日間、毎日5時間ひとりで調査をしたとします。
そうすると、1万円×1人×5日間×5時間=25万プラス交通費などの諸経費が調査料金になるのです。
ですが、普通、深夜の張り込みなどになると、一人では対応できないことが多いため、調査員は二名以上になります。 先ほどのケースで、調査員が二名に増えると、1万円×2人×5日間×5時間=50万プラス交通費となります。
つまり、調査員が増えるだけで、調査料金は大幅に変わってくるということです。
調査員が途中で交換することも多いため、待機している調査員の料金も請求されることがありますし、悪質な探偵事務所の場合、2名で調査をしていたのに、4名でしていた、と水増し請求をかけてくることもあります。
こういったことから、予想していたよりも高額な料金を請求されたことによるトラブルは、珍しくありません。
2 浮気の証拠が慰謝料請求に使えない
浮気調査は主に、裁判で使える証拠を取るために行われることが多いです。
浮気をしているという確固たる証拠(ラブホテルにふたりで腕を組んで入っていく写真・浮気相手の自宅に何度も出入りしている写真など)があれば、離婚をもとめ、浮気の慰謝料を請求することが可能になります。
ですが、せっかく浮気の証拠写真がとれたのに、顔がわからないような不鮮明な写真だったりしたら、証拠としては使えなくなってしまいます。
証拠写真がぼやけすぎていたり、浮気調査の報告書の書き方がずさんで裁判で有利な証拠として認められなかったりした場合、トラブルになりがちです。
3 契約時に聞いてなかった費用を後から請求された
やはり探偵とのトラブルで一番多いのは料金に関する問題です。
契約時には聞いていなかった費用を後から請求された、というケースもあります。
言った言わないの不毛な争いをしないためにも、契約書はしっかりと確認しておく必要があります。
4 成功報酬プランなのに調査失敗の場合も料金が発生した
探偵事務所によっては、成功報酬プランや、完全成功報酬プランを導入しているところもあります。
完全成功報酬プランの場合は、着手金は必要ありませんが、成功報酬プランと銘打っている場合、着手金が必要になってくる場合もあります。トラブルにならないよう、事前に確認しておきましょう。
浮気調査依頼時のトラブルを防ごう! 確認しておきたい契約内容のポイントとは?
次に、探偵とのトラブルを防ぐために、契約書にサインする前に確認しておいた方がいいポイントについてもチェックしておきましょう。
1 調査員の数や追加される料金
調査員の数や、どういった追加料金があるのか、いつどういったタイミングで料金が発生するのか、について契約書に明記されているか確認しましょう。
2 曖昧な表現がないか
何をもって成功とするのか、などについて曖昧にしているとトラブルになります。契約書の内容に曖昧な表現はないかしっかり確認し、不明な点は納得いくまで質問しましょう。
3 キャンセル対応
キャンセルする場合にキャンセル料はかかるのか、途中解約した場合の料金はどうなるのか、についてもしっかり確認しましょう。
まとめ
探偵との契約でかかるお金は決して安いものではありません。
探偵に浮気調査を依頼する際は、相談時の対応や見積もりの内容をしっかりと吟味し、不安や疑問点を全て払拭してから契約するようにしましょう。